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神戸を中心とした地域社会に貢献するNPOビジネスアシストこうべ

SMECアイ−診断士の視点−ESSAY

ビジネスアシストこうべ 活動10周年! 〜 祝 10周年記念セミナー 〜
                             中小企業診断士 永久 修

活動始めて はや10年!

 2013年3月10日、兵庫県立大学経営学部の當間教授を招いて「NPO法人ビジネスアシストこうべ(略称BAK)」の活動10周年記念セミナーが行われた。

 出席していただいた講師の先生や参加者の方からはビジネスアシストこうべの活動に評価のお言葉をいただいた。このNPO法人に参画しているのは神戸を中心として、ほとんどが何れかの企業に所属している、いわゆる”企業内診断士”である。

 この会の前身は兵庫県の診断士協会の活動の中で、企業に勤めている中小企業診断士の資格を持っているメンバーでせっかくの資格を有効活用したいとの思いで勉強会を立ちあげたものだ。7年前にNPO法人となってからは独立して活動を行ってきた。

なぜ10年も続いているのか? そして今後の展望

 それにもしてもこの活動が10年も続いているのはすごいことだと思う。毎月必ず1回研究会をしていることと、法人になってからは理事会も同日に行う(会員全員にオープンにしているので会の運営状況に興味のある会員はだれでも参加できる)ことで一歩一歩ではあるが着実に歩み続けている。

 ただ、ひとつ気がかりなのは会員の総数が設立当初とほとんど変わっていないこと、また構成メンバーも若干の新しい人が加入しているとはいえ県内の企業内診断士の総数からみるとまだまだ圧倒的に少数である。

 多くの診断士にとってこの法人の活動が魅力のあるように見えないのだろうか?それとも絶対的にPRが足りていないのか?
 もちろん数が多ければいいというものでも無いのだが、当初の目的(企業のため、地域のため)を実現するためにはやっぱりある程度数を増やし、人材の層を充実することでより大きな力となるのではないだろうかと考える今日この頃である。

次の10年に向けて!

 ドラッカーの言葉を借りるまでもなく、組織には絶えざるイノベーションが必要だ。我々診断士も企業経営者に対して常にそのように話しているのではないか。

 活動10周年経った今、当法人にもイノベーションが必要となっているのだろう。

 ただ単に組織を維持するためだけでなく、設立の目的だった地域の中小企業の元気を通じて地域経済の活性化にさらにお役に立て、BAKの魅力を高めるよう次の10年に向けて新たなチャレンジをしていきたい。

 もちろん、BAKだけでなく、構成員である私自身も変わらなければならない。いままでより一歩でもすすんで新たな取り組みを実践して行こうと思う。次の10年、私自身最後(最初で最後?)のチャレンジとなるかもしれないが、悔いのないようにしたいものだ。

NPO法人 ビジネスアシストこうべ